『火山ガスと健康影響に関するQ&A』

 
 火山ガスに関心をもち注意を払うことは、三宅島で生活を送る上で避けては通れないことです。普段の心構えなどについて、島民一人一人が共通の知識を身に付けるために必要な情報を提供していきますので、是非ご活用下さい。
 なお、この「火山ガスと健康影響に関するQ&A」についてご質問等ありましたら、下記の連絡先までお問合せ下さい。

復興政策室 電話 04994−5−0984 

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火山ガスと健康影響に関するQ&A一覧   (Q をクリックすると回答一覧に進みます)

Q 火山ガスってなあに?  

Q 火山ガスが出たらどうすればいいの?   

Q 三宅島の二酸化硫黄は、環境基準を満たしていないの?

Q 環境基準を満たさないと三宅島に帰れないの?

Q リスクについて教えて?

Q リスクは人によって違うの?

Q 自分自身の感受性は、どうすればわかるの?

Q 二酸化硫黄に対して抵抗力がつくことはないの?

Q 二酸化硫黄の影響についてもっと教えて?

Q 妊娠している場合、二酸化硫黄はお腹の赤ちゃんに影響を与えないの?

Q 妊婦は三宅島に帰れないの?

Q 高感受性者には、妊婦のほかにどんな人たちが含まれているの?

Q 循環器疾患のある人は、どうして高感受性者に含まれているの?

Q 長期間二酸化硫黄を吸い続けると、せきやたんといった軽い症状ですむの?

Q 「長期的影響についての二酸化硫黄濃度の目安」長期的ってどのくらいの期間なの?

Q 「長期的影響についての二酸化硫黄濃度の目安」で、せきやたんが出る人はどの位いるの?

Q 「長期的影響についての二酸化硫黄濃度の目安」で、せきやたんの症状が出た場合、火山ガスの終息後も症状が続くことはないの?

Q 「長期間火山ガスを吸い続けると、吸い込んだ二酸化硫黄が、体内に蓄積し気管支以外の内臓や全身に影響を及ぼすことはないの?

Q 軽度のせきやたんが増えた場合、症状の続くことが及ぼす影響について教えて?

Q 「短期的影響」とはどんなことですか教えて?

Q 短期的影響についての二酸化硫黄濃度の目安とそのときの行動はどうしたらいいの?

Q 「短期的影響についての二酸化硫黄濃度の目安」(0.2ppm)以下の濃度であればぜんそく等の症状がある人でも健康影響を受けることはないの?

Q ガスマスクがないときの応急処置はどうすればいいの?

Q 雨にぬれると皮膚が赤くなるのはどうして?

Q 井戸水(天水をためた水)は飲めますか?

Q ガスマスクの吸収缶の交換時期はいつごろですか?

Q せき込んでガスマスクをつけにくい場合、どうしたらいいの?

Q 火山ガスと温泉のガスは同じですか?

Q 夏は暑く、また汗をかくのでガスマスクをするのがつらいのですが、ガスマスクを外してタオルで拭いても大丈夫?

Q どうして健康診断を受けなくてはいけないのですか?

Q 「リスクコミニュケーション」はどうして必要ですか?


 

Q 火山ガスってなあに?

A 現在、雄山の火口からガスが噴出しています。このガスを火山ガスといいます。噴出された火山ガスはふもとまで流れてきます。主な成分には二酸化硫黄、水蒸気、硫酸ミスト、硫化水素、二酸化炭素、浮遊粒子状物質があります。これらの成分のうち三宅島で危険なのは二酸化硫黄です。その他の成分は、今のところ濃度が低いので、人体への影響はきわめて低いと考えられています。二酸化硫黄は無色で刺激臭があり、目や咽喉を刺激します。高濃度の二酸化硫黄を吸い込むと呼吸困難になることがあります。また、ぜんそく患者の場合、低濃度でも発作を誘発し、症状が悪化することもあるので注意が必要です。

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Q 火山ガスが出たらどうすればいいの?

A 火山ガスが出たときは、二つのことに気をつけなくてはいけません。一つめは、ガスマスクをつけることです。ガスマスクをつければ、火山ガスを吸うことはなく、ぜんそくなどの発作を誘発することもありません。二つめは、避難場所とそこに行くまでの道のりを覚えることです。火山ガス濃度が高い場合、ガスマスクの効果が早くなくなってしまう可能性があります。これを防ぐためには、今いるところから避難しなくてはなりません。一番高い避難場所はどこにあるのか、どうすればそこまでたどりつけるかを把握しておく必要があるのです。

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Q 三宅島の二酸化硫黄は、環境基準を満たしていないの?

A 三宅島では二酸化硫黄の観測を続けていますが、10ヶ所で実施した結果(平成15年6月末)、全ての観測点で環境基準を満たしている所はありません。環境基準とは、人の健康を保護し、及び生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準です。

<二酸化硫黄の環境基準>

・1時間の平均が0.1ppmを超えないこと

・1日の平均が0.04ppmを超えないこと

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Q 環境基準を満たさないと三宅島に帰れないの?

A 今年の3月に「三宅島火山ガスに関する検討会」が報告書を出しました。ないようは、二酸化硫黄がどのような状況になれば帰島が可能になるのかをまとめたのもです。この報告書の中で、三宅島の特性から環境基準と違った対応が可能としており

(1)長期的影響から見た二酸化硫黄濃度の目安達成

(2)三宅島の安全確保対策の実施

(3)火山ガスと健康影響との関係を理解

(4)ガス濃度が上昇したときに適切な行動ができる

この4点を満たし、島民の合意を得ることができれば帰島が可能となります。

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Q リスクについて教えて?

A リスクとは、健康影響が「起きる」ではなく、「起きる可能性がある」ということです。

・長期間二酸化硫黄を吸い続けると、せきやたんが増えるリスクがある。

・ぜんそく患者の場合、発作を誘発し症状が悪化するリスクがる。

これらは「可能性がある」ということなのです。

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Q リスクは人によって違うの?

A 二酸化硫黄に対する感受性は、個人差が大きいのが特徴です。同じ濃度でも、ある人にせきが出て別の人はせきをしないといったことがあります。これは感受性が一人一人違うためです。またおとなに比べ子どもは、せきやたんの影響を受けやすいと考えられたいますが、子どもは身体が小さいので気管も細く、同じ濃度でもおとなより影響が大きめに出ると思われます。リスクの大きさは人によって違うのです。

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Q 自分自身の感受性は、どうすればわかるの?

A 健康診断を受けることで、二酸化硫黄に対して感受性が高いかどうか、概ねの程度を知ることができます。しかし、普段は感受性が高くない人でも、インフルエンザや風邪などによって気管の状態が悪くなっている場合には、一時的に感受性は高くなります。また、長い間には感受性が変化することもありますので、健康診断を継続して受診し、変化を把握しておくことが必要です。

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Q 二酸化硫黄に対して抵抗力がつくことはないの?

A ありません。長い時間二酸化硫黄を吸い続けると、そのうちに慣れてしまい、高濃度の二酸化硫黄を吸い込んでも気づかない場合があります。これは抵抗力がついたわけではなく、感覚が麻痺しているのです。

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Q 二酸化硫黄の影響についてもっと教えて?

A 1.せきやたん、ぜんそくの発作等の呼吸器への影響。非常に高濃度の二酸化硫黄を吸うと、呼吸困難などの非常に強い影響が起きる可能性があります。

  2.二酸化硫黄が雨水や汗に溶け込んで弱い酸になることによる皮膚や粘膜への影響。皮膚の弱い人は、炎症を起こして赤くなったりかゆくなったりします。アトピー性皮膚炎など、もともと皮膚に炎症がある人は、弱い酸性の水によって症状が悪化するリスクがあります。処置としては、水道水で皮膚を洗い、症状がひどい場合は医師の診察を受ける、ぬり薬をつけるなどが必要になります。二酸化硫黄は皮膚から吸収されることはありませんし、肝臓や腎臓などの内臓をいためたり子供をつくったり生んだりする能力(生殖)や胎児の正常な生長(発生)に悪い影響を与えることもありません。

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Q 妊娠している場合、二酸化硫黄はお腹の赤ちゃんに影響を与えないの?

A 影響を与えることはありません。しかし、出産が近い母親が二酸化硫黄を吸い込んでせきき込んだ時には、腹圧は高くなりますので破水の危険が考えられます。「三宅島火山ガスに関する検討会」の報告書の中で、妊婦が高感受性者(感受性の高い人)に含まれているのはそのためです。

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Q 妊婦は三宅島に帰れないの

A 健康影響を最小限に抑えるために、一般の人よりも低濃度でガスマスクをつけたり避難したりしなくてはなりませんが、帰れないということはありません

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Q 高感受性者には、妊婦のほかにどんな人たちが含まれているの?

A 高感受性者には、妊婦のほかにぜんそく等の呼吸器疾患や循環器疾患のある人、新生児、乳児などが含まれています。

*新生児とは、生後28日以内の赤ちゃんのことを言います。
*乳児とは、生後1年に満たない赤ちゃんのことを言います。

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Q 循環器疾患のある人は、どうして高感受性者に含まれるの?

A せきをすることで心臓にかかる負担を警戒しているからです。循環器疾患とは、血管が細くなったり詰まるなどして、心臓への負担が大きい状態を言います。心臓は、身体のすみずみまで血液を送り込むためのポンプの役目をしています。せきをすると血圧(血液を送り出す圧力)が一時的に高くなったり、息苦しくなると酸素が足りなくなるために、心臓の負担の度合いが大きくなります。循環器疾患のある人が高感受性者に含まれているのはそのためです。

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Q 長期間二酸化硫黄を吸い続けると、せきやたんといった軽い症状ですむの?

A 「三宅島火山ガスに関する検討会」の報告書の中で、長期的影響についての二酸化硫黄濃度の目安を示しています。 この目安は、ぜんそくや慢性気管支炎など新たな呼吸器疾患を防ぐことを目的として定めており、せきやたんといった軽い症状がある程度増加するリスクのある濃度です。 つまり二酸化硫黄の濃度が長期的影響についての目安以下であれば、長期間吸い続けたとしても、影響はせきやたんといった軽い症状ですみます。

<長期的影響についての二酸化硫黄濃度の目安>
1年間の平均が概ね0.04ppm以下であること。
1時間の平均0.1ppmを超えた回数が、1年間で10%以下であること。

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Q「長期的影響についての二酸化硫黄濃度の目安」長期的ってどのくらいの期間なの?

A 長期的影響の目安は、日本における過去の大気汚染公害のデータを用いて提示しました。大気汚染は、昭和30年代から40年代半ばまで持続していましたので、10年くらいは長期的期間といえます。それ以上の長期間についてデータの裏付けがないため確定的なことはいえませんが、目安以下の濃度であれば、せきやたんより強い影響が起きるリスクは非常に小さいと考えられます。

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Q 「長期的影響についての二酸化硫黄濃度の目安」で、せきやたんが出る人はどの位いるの?

A 「長期的影響についての二酸化硫黄濃度の目安」で長期間二酸化硫黄を吸い続けると、濃度によって多少の個人差はありますが、軽いせきやたんが出る人が100人の内4人から5人位になると考えられています。二酸化硫黄の影響がなくても、せきやたんを訴える人は100人のうち2人から3人います。つまり100人の内2人位せきやたんを訴える人が増える可能性があります。

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Q 「長期的影響についての二酸化硫黄濃度の目安」で、せきやたんの症状が出た場合、火山ガスの終息後も症状が続くことはないの?

A 火山ガスが終息した後は、症状が続くことはありません。せきやたんは、火山ガスに含まれる二酸化硫黄を吸い込むと、咽喉などの粘膜が刺激されるために起きる症状です。せきやたんの起きる原因がなくなれば、咽喉などの粘膜への刺激もなくなりますので症状は治まります。また症状が治まるのに時間がかかり長引いてしまうこともありません。

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Q 「長期間火山ガスを吸い続けると、吸い込んだ二酸化硫黄が、体内に蓄積し気管支以外の内臓や全身に影響を及ぼすことはないの?

A 二酸化硫黄は体内に蓄積することはありません。水に溶けて亜硫酸イオンや硫酸イオンになると考えられていますが、これの物質は尿として排出されるなど、代謝経路があるため蓄積することはありません。従って、蓄積することによる健康影響はありません。

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Q 軽度のせきやたんが増えた場合、症状の続くことが及ぼす影響について教えて?

A せきやたんの程度は個人によって異なります。また、せきやたんは出たり止んだりしますし、同じ人ばかりに症状が続くかどうかは不明ですので、影響も個人によって異なります。症状がひどい場合には、早めに医師にご相談することが重要です。

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Q 「短期的影響」とはどんなことですか教えて?

A 短期的影響とは、短時間に高濃度の二酸化硫黄を吸い込むことで、身体に生じる影響のことをいいます。現在、三宅島での二酸化硫黄の濃度は常に一定ではなく、急激な濃度変化を起こすことがあります。濃い二酸化硫黄を吸い込めば、呼吸が苦しくなり、生命にかかわる重大な影響を及ぼす可能性があります。短期的影響を最小限に抑えるためには、直ちにガスマスクを着装したり、低濃度地域や避難施設に避難するなど、避難行動を迅速にしなくてはいけません。

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Q 短期的影響についての二酸化硫黄濃度の目安とそのときの行動はどうしたらいいの?

A 「三宅島火山ガスに関する検討会」の報告書の中で、二酸化硫黄が短期的影響を与える濃度は個人差を考慮し「一般の人」と「感受性の高い人」に分けて目安となる濃度を提示しています。

 

「感受性の高い人」

『0.2ppm』・・・「感受性の高い人」の中には個人差があります。感受性が大変高いばあには、ぜんそく発作等のリスクが高くなります。屋内に入り、呼吸器症状が出るようでしたらガスマスクを着装します。

『0.6ppm』・・・この濃度を超えると、ぜんそく発作等の健康影響のリスクが高くなります。呼吸器症状の有無に関わらずガスマスクを着用し、低濃度地域や避難施設への避難が必要です。

 

「一般の人」

『2.0ppm』・・・せきやたんが出たり、目がチカチカしたり、健康への影響が出始めます。屋内に入り、呼吸器症状が出るようでしたらガスマスクを着装します。

『5.0ppm』・・・この濃度を超えると健康へ重大な影響を及ぼす可能性があります。呼吸器症状の有無にかかわらずガスマスクを着装し、低濃度地域や避難施設への避難が必要です。また、この目安の濃度にかかわらず、影響を感じた場合は早めの避難行動をとることが大切です。

*二酸化硫黄濃度が上昇した場合の島民の詳しい行動は、現在「三宅村火山ガス安全対策」の中で検討中です。

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Q 「短期的影響についての二酸化硫黄濃度の目安」(0.2ppm)以下の濃度であればぜんそく等の症状がある人でも健康影響を受けることはないの?

A 基本的には、0.2ppm以下であればぜんそく等の症状がある人でも健康影響を受けることはありません。ただし、インフルエンザや風邪などにかかっている場合や、冬季の冷たく乾いた空気の状態の場合は、0.2ppm以下でも健康影響を受けつことがあります。また、二酸化硫黄の濃度が急に上がることもあるので、注意が必要です。そのような場合には、ガスマスクをする必要がありますので、常にガスマスクは携行して下さい。

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Q ガスマスクが無い時の応急処置はどうすればいいの?

A 二酸化硫黄は水に溶けやすい性質があるので、タオルやハンカチを水でぬらし、口や鼻にあてるとガスが体内に入るのをいくらか防ぐことができます。しかしこの方法では、二酸化硫黄を完全に防ぐことはできませんすぐに安全な場所に移動するなど、ガスの吸入を少なくする行動を取ってください。なお、ガスマスクは、いつ、どこで必要になるか分かりません。必ずガスマスクを携帯しましょう。

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Q 雨にぬれると皮膚が赤くなるのはどうして?

A 二酸化硫黄が雨に溶けると、亜硫酸などの弱い酸になります。そのため、皮膚の弱い人が濡れると、炎症を起こして、赤くなったり、かゆくなったりすることがあります。アトピー性皮膚炎などもともと皮膚に炎症がある人は、症状が悪化する可能性もあります。赤くなったり、かゆくなった場合は皮膚を水で洗い流し、炎症がひどい場合は医師の診察を受ける必要があります。

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Q 井戸水(天水をためた水)は飲めますか?

A 衛生上の観点から、井戸水(天水)を飲まずに水道水を飲むようにしてください。しかし、もし飲んだ場合にどのようになるかというと、二酸化硫黄は雨に溶け込むと、亜硫酸等の弱い酸になり、体内に入っても尿と一緒に排出されるので、体内には吸収されません。一般的には、味が変わるほどでなければ、影響ないと思われます。また、現在の水道水については、一時帰宅事業で帰宅した場合、水道法で定める残留塩素が保てないため、飲まないでください。

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Q ガスマスクの交換時期はいつごろですか?

A 二酸化硫黄濃度などの環境によって交換時期は異なりますが、概ね5ppmの濃度を吸収し続けた場合、約70時間使用できます。吸収缶は、中にある活性炭等が二酸化硫黄を吸収することで安全な空気を体内に取り込めます。吸収可能な時間を超えると、吸収機能が落ちますので、このときに吸収缶を交換しなくてはなりません。嗅覚には個人差がありますが、目安の一つとしては、ガスマスクをしていても臭いを感じるようであればすぐに交換してください。また吸収缶を包んであるフィルムを剥がしていなければ、製造日から2年間は使用できます。開封した後でも、ビニール袋の中に入れておくなど密封しておけば、次にも使用できます。気になるようであれば交換してください。

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Q せきこんでガスマスクをつけにくい場合、どうしたらいいの?

A 1、せき込む。

  2、急いでガスマスクを口にあてきれいな空気を吸い込みます。

  3、ガスマスクを外しせき込みます。

  4、急いでガスマスクを口にあてきれいな空気を吸い込みます。

以上のような動作を繰り返し、落ち着いたらガスマスクをつけます。せき込んだ後の吸気は深くなります。ガスマスクなしではより多くの二酸化硫黄を吸ってしまうことになり危険です。せき込んでいるとき以外はガスマスクにあてるようにしてください。

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Q 火山ガスと温泉のガスは同じですか?

A 温泉のガスとは別の物質です。

 正確に言えば、火山ガスの一部には温泉のガスと同じ成分が含まれており、温泉のガスの一部には火山ガスと同じ成分が含まれていますが、三宅島に関しては別物と考えたほうが誤解が少ないと思います。
 三宅島の火口から噴出しているガスの主成分は、二酸化硫黄・水蒸気・硫酸ミスト・硫化水素・二酸化炭素・浮遊粒子状物質です。これらの成分のうち、危険なのは二酸化硫黄です。その他の成分は濃度が低いので、人体への影響は極めて低いと考えられます。
 温泉のガスの主成分は二酸化炭素・硫化水素等です。

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Q 夏は暑く、また汗をかくのでガスマスクをするのがつらいのですが、ガスマスクを外してタオルで拭いても大丈夫?

A 汗を拭くくらいの時間であれば大丈夫です。

 汗を拭いたらすぐにガスマスクをつけてください。
 ガスマスクを外すことは好ましくありませんが、二酸化硫黄は汗にも溶け皮膚に炎症を起こす可能性がありますので、適宜汗を拭いてください。

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Q どうして健康診断を受けなくてはいけないのですか?

A 帰島前に健康診断を受け、自分自身の二酸化硫黄(火山ガス)に対する感受性について概ねの程度を知っておくことは、島での日常生活の行動基準を把握する上で必要です。
 また、帰島後にも健康診断を受け、帰島の前と後との健康の状態を比較することで、健康の状態の変化を知ることができ、火山ガスの影響の早期発見にもつながります。

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Q 「リスクコミニュケーション」はどうして必要ですか?

A 三宅村として火山ガスに対する安全対策は出来る限り行いますが、現状の火山ガス(二酸化硫黄)の濃度は、帰島後における島民の健康の安全を必ずしも保障できるレベルとはいえません。そこで、行政の諸施策と島民自身の自発的な行動により、健康確保が可能となることを島民に理解してもらう必要があるからです。そのため、行政側から出来る限り正確な健康影響に関するリスク情報や安全確保対策を公開し色々な段階でコミニュケーションの機会を確保しています。
 一方的な情報を伝えるだけでなく、みんなで様々な情報を交換し、お互いに理解を深めることが大切です。
 リスクコミニュケーションに関心のある方や希望される方は、ご連絡ください。

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